NNNドキュメント’18 「宅老所の人びと」の放送を終えて

新しい戌年がスタートしました。

昨年グループもみじは皆様に支えられ、メディアにも取り上げていただいたこともあり、全国の多くの皆様にグループもみじのケアを知っていただく機会を得ることができました。去る1月7日(日)日本テレビNNNドキュメント’18「宅老所の人びと~認知症と共に生きる~」放送後には、全国よりテレビ放送を見ての感想やご意見、お問い合わせ等をいただきました。
改めましてグループもみじ理事長田中正廣よりお礼を申し上げたいと思います。

以下田中理事長より

1月7日のNNNドキュメント「宅老所の人びと」を視聴していただきましてありがとうございます。また、全国から多くの方々に励ましのメッセージもいただき感謝しております。

1   2                         宅老所みんなのあもり 2017年12月歳忘れ会 もちつき会より

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宅老所みんなのあもり 2017年10月もとめさんの紙芝居ボランティアより

みなさまからいただいたコメントの中で多かったのが「寄り添いのポイント」いわゆる人間関係づくりの3原則についてでした。少し解説したいと思います。
良い関係づくりのための3原則

  1. 大きな声を出さない
  2. あれこれと指図をしない
  3. 叱らない、怒らない

人の行動には、すべてに意味があります。その行動は良し悪しが重要ではなく、その意味を捉え理解することが大切でしょう。普通は、その行動の良し悪しを見てそれに対処しようとしますが、それでは問題解決を中心にした課題解決型の人間関係になります。私たちはあくまでも相手が今、何を思い何を欲しているのかを考えながら、その時の相手の思いに近づこうとする共感型の人間関係を大切に考えています。ですからどのような状況にある相手であっても、その心につながろうとするこちらの心と感じ合えるのです。

「ひとりの人を大切にする・ひとりの人の可能性を信じる」という私たちの理念と実践がまさにそのことです。

緊張状態に置かれている人は、周りの声や音に対して私たちが考えている以上にするどく反応しパニックになります。

認知症であっても身体が思うように動かなくても、それまでの人生の体験にもとづく思いがあります。それを無視するかのように“私の指図に従いなさい”という態度は、その人の存在を否定することにつながります。いくら相手のことを思ってと言っても、相手からすればこちらの都合にしか映らないのです。

人には自尊心があります。それを無視したかのように叱ったり怒ったりすることは、相手の居場所を不安定にしてしまいます。人は安心して居る場所があってこそ生きることができるのです。残された人生を誰もがその人らしく生き切っていただくことが私たちの仕事です。そして誰もがその人らしい最期であってほしいと願いながら、日々寄り添いの関係を続けています。

5  4                                 宅老所さくらのまきこさん 106歳のお誕生会より

最後に、ホームページ  グループもみじ  で検索して頂ければ、それぞれの宅老所での日常の取り組みやエピソードを見ていただけますのでよろしくお願い致します。ありがとうございました。

グループもみじ 理事長 田中正廣