金峯山牛伏寺参りでありがたや~(夢いちもんめ)

朝のお茶の時間、何気ない会話から夢いちもんめの利用者のとくさんの菩提寺が、牛伏寺だとわかりました。
とくさんの「昔はよく行ったもんだ」の声に、さっそくそのままお茶の後、牛伏寺参りに行きました。

※信州松本の南東、鉢伏山の中腹、海抜千メートルの幽谷の地に位置し、山号を金峯山(きんぽうさん)、寺号を牛伏寺(ごふくじ、うしぶせ寺とも呼びます)と称する真言宗の古刹です。(公式HPより)

とくさん、やすじさんとスタッフで牛伏寺の山門近くに到着する頃、車の中では「上るのも大変だし、ここで待ってるわ」と言っていたとくさんも、いざ目の前来ると気合十分!本殿に続く急な階段も、込み上げる懐かしさを身体に感じつつ跳ねるようにして登っていきます。

かつてご自分でお車を運転していた頃は、月に一回は奥様とお参りにいらしていたそうですが、認知症を発症されてからここ数年は、足が遠のいていたとくさん。今回のお参りで昔から馴染みのお坊さんとも久しぶりの再会を果たし、「今日は良いトコに連れて来てくれてありがとう」と満足顔で話して下さいました。

この話を、自宅で待つ奥様に帰りの送迎でお話すると、奥様も大変喜んで下さり、改めてお年寄りお一人お一人の思いに寄り添う暮らしを大切にした思い出ケアを大事にしたいと思う一日でした。