午後の時間にミツエさんに詩吟を吟じて頂きました。
タイトルは「富士山」。出だしは「せんかくきたりあそぶ…」っと始まる。調べると奥が深い事に気がついた。
仙客来り遊ぶ雲外の巓
(せんかくきたりあそぶ うんがいのいただき)
神龍栖み老ゆ洞中の淵
(しんりゅう すみおゆ どうちゅうのふち)
雪はがん素の如く煙は柄の如し
(ゆきはがんそのごとく けむりはえのごとし)
白扇倒に懸かる東海の天
(はくせん さかしまにかかるとうかいのてん)
意味:雲の上に突き出した富士山の頂きには、仙人が来て遊ぶという。洞窟の中の淵には、神龍が棲んでいるという。頂きに積った雪は扇の白絹さながらで、噴煙は扇の柄のようだ。まるで東海の空に白い扇をさかさまにかけたようで、とても雄大だ。