認知症の人とともに暮らすケア講座 伊那教室 

寒さが続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。1月28日(土)、29日(日)伊那勤労者福祉センターにて、「認知症の人とともに暮らすケア講座 伊那教室」が開催されました。
長野は雪が降り積もっていましたが、伊那はほとんど雪がなく、晴天に恵まれました。
受講性の声を紹介します。

・寄り添うことで不安を安心に変えることができ、お年寄りにもっと生きようという気持ちが生まれてくるならば、私達介護職の仕事への目に見えない報酬だと思います。これは自分の生き方にも通じることです。つまり、自分は一人だけで生きることはできず、常に共同社会の一員であることの自覚でもあります。

・ロールプレイでお互いに誉めあったが、短時間でその人の良い所を探して伝えることがうまくできなかった。お互いの距離も近いので緊張した。

・今まで施設にとって都合の良い介護で、そこを利用しているお年寄りにとって安らぎ、満足感を得られる場所か疑問であったが、これからの自分はどんなに忙しくてもお年寄りの心に届く介護員になりたい。

・お年寄りの生きようとする気持ちにしていくのが介護の役割であり、お年寄りが精一杯生きることに寄り添うことに意味がある。それを職業としている自分を誇れるよう、講義内容を忘れないように心しておきたい。また、認知症という壁を作っているのは実は職員であり、お年寄りは自分の意思で生きたいのだと気づきました。

・施設のなかでお年寄りと接しているときは、自分の忙しさにかこつけて、お年寄りの話をゆっくりと聞けず、寄り添うこともしていない。突然家に帰りたいというお年寄りに理由も聞かず、「もう暗いから明日にしようね」とありきたりの言葉を掛けてしまう。本当はもっとお年寄りの考えていることを聞きだし、満足してもらえるよう努力したい。

・詩歌「手紙」を聞いて
親はいつまでたっても親心を忘れない。子供のことを思い続けている。だから自分が施設に入るのも、子供に手がかからないように我慢しているということを聞いたときに何とも言えない哀しい気持ちになりました。

 

 

 

 

 

今年度の「認知症の人とともに暮らすケア講座」は残すところ岡谷、松本教室の2回となりました。受講生を引き続き募集しております。お申込み、お問い合わせはホームページからも承ります。